めざせ東海道完歩!日記

東海道完歩を振り返るブログ(記憶の範囲で)

DAY14 豊橋―宇頭 40km

時は2017.5.28

今回のテーマは

「行けるとこまで行って、今日中に家に帰る」です。

 

まずは電車で“花のまち”豊橋駅へ。

 

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豊橋駅

駅をでて、豊川という川を渡るのは、豊橋です。

どんだけ“豊“やねん。

 

御油宿(#35) に入ると、街道っぽい街並みと松並木が楽しめます。

そのままのどかで平坦な道を

赤坂宿(#36)、藤川宿(#37)と抜け、

岡崎宿(#38)へ。

場所は定かではないですが、河原で馬を放牧していたのはびっくりした。

 

道はずっと、名鉄沿いなので、これが何気にこころ強い。

東海道を歩いてると、なんかあった時のことを想像したりします。

場所によっては、そのまま数日だれも通らないところがあったり。

 

でも、線路沿い(少し離れてはいる)だと、店も駅に行けばありそうだし、

自販機は必ずあるし、それなりに人家もあるので安心。

ちなみに鉄道の東海道線は3km南を並行して走ってます。

 

岡崎宿に入ると、岡崎27曲(昔の城の防衛策、27回直角に折れる)。

今はショートカットできるのですが、忠実に曲がります。

これが何気に楽しい。

 

頑張って歩きましたが、新安城までたどり着けず、

宇頭までいったところで暗くなり本日は終了。

30分に1本の電車を待ち、

上だけ着替えて、駅のベンチで最初のビールを堪能。

もちろん新幹線でも楽しみ、帰路へ。

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宇頭駅

DAY13 新居町―豊橋 23km

「台風さんこんにちは、急いでこないでね」

 

時は2016.9.18

 

願いむなしく、台風による雨が朝から降り出します。

 

でも、ホテルの朝食の「濱納豆」最高。

徳川家康にも愛されたと発酵食品なんですが、ごはんが進む進む。

朝からお腹いっぱいです。

 

各地には、まだまだ食べてないおいしいものがあるんですね。

 

電車で新居町駅へ戻り、歩きだしたところで、ついに雨が降り出します。

 

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新居町駅

潮見坂という急坂を登り、白須賀宿(#32)に入ったあたりで

前方に折り畳み傘を差しリュックを背負った人影が。

 

ちなみに、こんな天気(台風雨)に歩いている人は

我々のような東海道歩き旅人のみ。

 

旅は道連れ、と、二川宿(#33)まで一緒に歩きます。

 

白須賀宿を出たところで、静岡県を抜けて

愛知県豊橋市に。

本当、長かった静岡県、楽しかったよ。

2005年7月ごろ箱根を越えて、やっと2016年9月に抜けました。

 

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静岡愛知県境

雨は一段と強くなり、道連れと分かれ、

二川駅前で昼食。

 

吉田宿(#34) についたところで、大雨に、さすがにギブアップ

道中なんどか絞ったものの、上から下までずぶ濡れ状態。

豊橋駅のトイレで着替えて「ひかり」で帰路に。こだまより超速い!

 

余談ですが、東海道を歩いていると、

たまにジョガーやサイクリストに抜かれたりします。

まれに、東海道を歩いているっぽい人ともすれ違います。

皆さん、それぞれの形で楽しまれてますねえ。

DAY12 磐田―浜名湖新居町 32km

「台風さん お願いだから 来ないで!」

 

時は2016.9.17

前日夜に、台風が発生し東に向かっているとの情報を得て、早めに家を出ます。

曇天の磐田駅を9:30出発。

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磐田駅

天竜川渡り、

子安神社近くの洋菓子店でシュークリームを店内で食べさせてもらうと、

お店のおばあさんに冷たい緑茶を入れていただきました。

本当にありがとうございます。

 

浜松宿(#29) では、少し街道を外れ、

曇天の浜松城を見物し、昼食は味噌カツ

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浜松城

平坦でまっすぐな道がひたすら続き、げんなりしていたところで、

浜名湖に到着。

舞坂宿(#30) です。

 

一面の人、ポケGO家族がたくさんいらっしゃいます。

なにやらレアキャラがゲットできるとのこと。

 

いつの間にか雲が減り、湖と沈みゆく夕日がメチャきれい。

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浜名湖

景色に癒されながら新居まで渡ります。

雨に降られず、新居宿(#31) 着。

 

途中、弁天島には、住宅も多いけど、ゼロメートル地帯

津波避難用の鉄骨の建物が各所に見えますが、大丈夫かな?

 

予約した宿がある浜松まで帰ります。

工藤さんに教えていただいた「八百徳」で人生初の櫃まぶし。

これがメチャ美味かった。

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ひつまぶし

熟睡。二日目に続きます。

DAY11 島田―磐田 39km

「なんでこんな日に、業後に島田に行こうとしたんだろう? 泣」

 

時は2016年8月2日

前回から約1年後の真夏。

今回は、1日しか東海道に取れなかったので、

前夜、仕事を終えたら、島田まで行って泊まろう!

ナイスアイデア

 

と、

仕事を定時に上がり、品川駅へ。

 

駅に着くと、黒山の人だかり。

なんと、新幹線が事故?で動いていない。

復旧時間未定、という状態。

 

過去の経験から、島田のホテル予約しちゃっているし、

東海道歩きたいし。

 

「これは在来線を乗り継いてでも島田にいくしかない」

と、東海道線に乗り込み、西に向かいます。

大磯あたりで、すっかり車内は人がまばらに。

小田原で新幹線が復旧していたので、

新幹線に乗り換え島田へ。

駅に着いたら大雨で、ホテルまでダッシュ

 

翌、8月3日は雨も止み。

大井川へ。

ちょっと気分も上向き。

「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」

と呪文のように唱えながら大井川を渡ります。

 

流石、デカい!

 

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大井川

今回は、熱中症との闘いです。

常に、ポカリ2本を持つように補充しつつ進みます。

 

金谷宿(#24) を過ぎると、

金谷坂、菊川坂と続く、石畳の急坂。

味がありますが、

石畳というより、丸石を敷き詰めた感じで歩きにくいったら

ありゃしない。

でも、昔の人はここを歩いてたんですよね。

苔が生えたところは滑るし。

気を付けながら、歩を進めます。

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金谷坂

 

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菊川坂

 

凹凸が少ないジョギングシューズで歩いたのは失敗でした。

やっと抜けて、道端に腰を下ろそうとすると、この看板。

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わな

 

休むのをあきらめ、歩き続けます。

しばらくいくと、お茶畑が一面に。

小夜の中山の山肌には、「茶」の文字が。

流石、お茶県。

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小夜の中山

 

勝海舟が、明治維新後、失職した徳川家の家臣に茶づくりを勧めて、

静岡がお茶の名産地となったそうです。

 

日坂宿(#25) は完全に山の中。

なにやらイベントが行われているようなんですが、

なにせ、人がいない。

どこにも見えない。

そのまま素通りします。

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日坂イベント

 

掛川宿(#26) に入り、昼食する場所を物色しようとしたら、

どの店も全部お休み中。

確か水曜日だったんですが、この辺全部休みやん。

 

空腹を抱えてたら、やっと開いているパン屋を見つけて、

中で休憩がてら食べさせてもらいました。

 

更には、出がけに、保冷剤までいただき、

天の恵み、とはこのこと。

本当に、本当にありがとうございます。

 

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命の恩人 パン屋さん

元気いっぱいで、

東海道五十三次どまん中東小学校」を通ります。

おー、祝!東海道の中間点突破!

 

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ど真ん中小学校

袋井市立袋井東小学校で、久津部一里塚の横です。

 

袋井宿(#27) を通り、

見付宿(#28) を過ぎたあたりから、磐田駅まで、銭湯を探しながらの行程。

でも見つからず。

駅員さんに訊いたら、車でなら行けるということで、ギブアップ。

今回は、トラブルもあったけど、三つの山越え、楽しかったあ

DAY10 静岡―島田 34km

 「安倍川に来たからには安倍川もちでしょ」

 

時は2015.9.16

天気予報は午後から雨なので、7時出発です。

安倍川沿いに2,3、安倍川もちのお店はあるものの、

どこも開いてません。

 

先を急ぎます。

リベンジを誓い、川を渡ると、一気に昔の集落な感じ。

丸子宿(#20)を抜けてしばらく行くと、宇津の谷峠。

 

石畳になり、すぐ完全な山道で、風情があります。

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宇津の谷峠1

 

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宇津の谷峠2

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宇津の谷峠3

「江戸時代の人もここを通ったのかな」と思うと

心は完全にタイムスリップ。

 

岡部宿(#21)に入ると、

民家の軒先に空き缶を加工したこんな物が。

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カラス除け

カラス除けかな。風でクルクル回って綺麗でした。

 非常板を叩きたい衝動を抑え、先を急ぎます。

 

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非常板

藤枝宿(#22)に入ると、急に都会。

丸子や岡部では見えなかった子供が学校に一杯います。

 

昼食場所が見つからず、そのまま田舎道へ。

のんびり歩ける旧道のデメリットは、お店や自販機がほとんどないこと。

 

昼食を食べ損ね、飲み物も底をついた処で恐れていた雨が

 

東海道歩きなので、基本は走りませんが、

やむなく禁断のラン突入。

1km先のセブンに駆け込みました。

ロリメイトで空腹をしのぎ、

唯一の雨具(ミニ傘)で島田宿(#23)到着。

 

銭湯を探しましたが見つからず、トイレで着替え、汗を拭いて

静岡麦酒を楽しみ、島田駅から2時間で帰宅しました。

 

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静岡麦酒

川を越え、山を越え、平地をRunし、楽しかった~。

まだまだ静岡県は続きます。

DAY9 由比―安倍川 29km

「さあて、そろそろ東海道歩きを復活するかな」

今回から写真付きです(FBは偉大)

 

2006年8月から、しばらくして転職したりで、

バタバタしてたら、いつの間にか9年が経過。

 

何がきっかけだったのか、覚えてないですが、

時は、2015.9.15東海道歩き再開。

 

まずは由比に。

さくらえびが名物ですが午前中ということで、空いてる店がなく、

「いつか食べにくるぞー」と心に誓い、先に進みます。

 

海岸線をしばらく行くと、薩た峠。

登り始めてすぐ、(控えめに見て)初老の女性ばかりの団体(7名くらい)と一緒に。

 

訊いてみると、毎月1回、皆さんで東海道を歩きつないでいるとのこと。

9月とはいえ、こちらはヘトヘトなのに、高齢者は元気です。

 

頂上付近(道は巻いているので確か頂上ではなかった)。

これが、超絶景!

富士山と海のコントラストが最高でした。

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薩た峠

 昔の人は、暇な道中、こういった絶景ポイントを楽しんだんでしょう。

 

峠を下ると興津川までの土地が開発されていて、

東海道の標識が見えず、少し迷子になりましたが、復旧。

 

興津宿(#17)に入って元老西園寺公望の別荘(坐漁荘)であんみつ。

旨し。

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西園寺公別邸あんみつ

江尻宿(#18)を過ぎ、狐ヶ崎駅手前の追分羊羹で小腹を満たし、

府中宿(#19)を順調にクリア。

静岡で驚いたのは、この二つ

・玉子の自販機(さすが養鶏県)

・ごみ置き場に「一升瓶」専用の場所(一升瓶は家で飲まないので)

 

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玉子自販機

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一升瓶

早めに着いたので、徳川家康さんに迎えられ駿府城跡をぶらぶら散歩し、

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家康公

本日の宿の安倍川手前のこだわりのビジネスホテルへ。

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ホテル

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ホテル2

食堂は教室。

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教室

宿の人に紹介してもらい、マッサージの上手なところへ。

メチャ痛かった(けど、気持ちよかった)

熟睡。

DAY8 三島―由比 49km

しかし、名所旧跡が一切でてこない、ブログですね。

そこにはあまり興味がないんです。

スミマセン。

 

基本、寄り道せず、旧東海道を忠実になぞっていきます。

 

時は、2006年8月24日

ここから少しづつ記録がありました。

 

気合を入れて8時前に三島駅につきました。

 

今回の計画は、

行けるところまで行って1泊し、

二日目も行けるところまでいって東京に戻る!

 

という無計画ぶり。

東海道中膝栗毛みたいに、ぶらりと旅するのもよいかな、と。

(これが、後に痛い目に)

 

沼津宿(#12)、原宿(#13)と順調に通過し、

吉原駅の先の左富士の碑を見ました。

なにやら、東海道で2か所だけ富士山が左側に見えるそうです。

 

吉原宿(#14)を通過。

富士川を渡ります。

大きな川を渡るのは、景色が一気に開け、気持ちいい。

 

川を渡ると、これまでの平地から、ガラッと雰囲気が変わり、

山の中へ。

日経金の発電所があったり、人気がなく

ちょっと怖かったので、自然と歩きが早くなります。

 

蒲原宿(#15)、由比宿(#16)

と抜けたところで、18:30を過ぎ、

 

「そろそろ当日の宿を取るべえ」と、

由比駅前の電話ボックスの電話帳で宿を探したら

1軒しかない。

 

(‘Д’)

 

電話したら、満室。

他の宿を紹介してもらって、そちらに電話しても満室。

 

先の宿は8km先、薩た峠の先とのこと。

 

もうエネルギーメーターはゼロです。

 

駅で泊まることも考えましたが、

電話している最中に蚊に刺されまくっており、

心折れ。

由比駅から東京に失意の帰宅と相成りました。

 

今回の学び

「宿は事前にネット予約」

 

当日の電話アポは、不審客として受けてくれないような話も聞きましたし。

それだったのかもしれません。

 

よほどのショックだったのか、

この後サイボウズに転職して忙しくなったのか、

しばらく間が空いてしまいます。